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ビーグルのリナちゃん  2005.8.17

ビーグルのリナです。2002年9月生まれなので、3歳になります。
リナは生後3ヶ月で新潟の婿の従弟の家から我が家に来ました。
何故ビーグルなのでしょう?わたし共夫婦は、前期高齢者のカテゴリーに入り、夫は家の生活が多くなり、妻はいつも留守という家庭内の事情のよく解っている娘の思いやりから、ワンちゃんのいる生活もいいものとすすめられたのでその気になり、ではどんなワンちゃんにしましょうかということから、スヌーピーのモデルになっているビーグルがいいということになりました。家の近所にはビーグルはいないのでどんな性格のワンちゃんなのかわからないまま、全部娘におまかせでした。
 さて、リナは家に来る前にリナという名前がつけられていました。これも娘の根回しで、息子の方の孫が命名親でウルトラマンの妹の名前なのだそうです。
 子犬はどんなワンちゃんでもやんちゃなのは承知していましたが、リナのやんちゃは並大抵ではなく、何でも口にくわえたがる、噛む、一度くわえたものは絶対に離さない、取ろうとするものなら、追いかけられるのを楽しんで逃げまくり、やっと捕まえると噛み付くというもので私ども夫婦はパニック状態に。
 娘を通して坂倉先生にレッスンをして頂く事になり、しつけの重要であることを知りました。特にしつけのしていないビーグルは大きな声で吠える、盗み食いする、何でも拾い食いする、口に入れたら最後絶対離さない、取ろうとすると飼い主でもおかまいなく噛む、飼い主をバカにする。まかり間違えば主客転倒、犬がボスで飼い主が子分ということになりかねないとお聞きして蒼ざめたことです。
 しつけの基本は、飼い主がボスであること、一貫性をもってしつける。この一貫性をもつというところが私ども夫婦のキーワードになりました。夫は坂倉先生に教えて頂いても、リナのやんちゃに対して毅然とできないあまーいおじいちゃんになってしまうので、しつけの基本がいつもあいまいになるわけです。年を取るとどちらも頑固、意固地になるのでいつまでも後を引き、その雰囲気をリナが敏感に感じるらしく、いたずらはエスカレートする、おしっこはほうぼうにする等とっても大変でした。
 坂倉先生にはこんな夫婦のぎくしゃくもお話して、そういう夫婦ということを解って頂いてリナのしつけを教えていただきました。
 生後4ヶ月までに社会性を身につけるようにということで、家の前を通る子どもに声をかけてもらったり、近所のお年よりにさわってもらったり、道路で車やバイクや自転車をながめたりしたことは成長したときにスムースに社会生活にとけこめたのだと思います。
 散歩で拾い食いして格闘したこと、リナに引っ張られて苦痛だった散歩、リードを何本も食いちぎられたことなど、長かったようなあっという間のような3年間でした。今は、そんな時もあったなーと感慨にふけりながら、ゆったりして、穏やかで幸せなこの頃です。河川敷でのグループレッスンでは沢山のワンちゃんや飼い主さんに出会えてリナも私ども夫婦も幸せでした。皆さんありがとう。そして今は、夢だったドッグラン、チワワのミックちゃんと毎週グループでアジリテイを楽しんでいます。リナはアジリティのスラロームが大好き、先日ついにマスターして、坂倉先生にうんと褒められて、得意満面、わたしも夫も思わず相好を崩してしまいます。
リナを通して出会えたワンちゃんや皆さまにとっても感謝して。