[戻る]
Mダックスのマーク君  2006.3.7

私の愛犬は、8歳のミニチュアダックスの男の子でマークといいます。
この子の問題は、人や犬を見て吠えることでした。
しかも、かなり攻撃的に吠えるのです。

私は、普通に社会になじむ犬になってほしくて、いくつかのしつけ教室に通いました。
いくぶん”マシ”にはなりましたが、”吠える犬”に変わりはありませんでした。
「やっぱり私には治してあげられることはできないのかな?」と弱気になりながらも、「諦めたらそこで終わり」という言葉を思い出し、しつけ教室に通うことはなくなっても、自分なりにがんばってきました。

でも、我流トレーニングにも限界を感じ、やっぱりしつけ教室に通いたいなと思いはじめた時に、DogCultureWISHを見つけ、坂倉先生と出会いました。
「トレーニング方法に拘らず」、「その犬に合った方法を選んでくれて」、「体罰はなし」
そんなトレーナーさんに教わりたいと思っていた私にぴったりでした。
8歳という年齢に、もしかしたら断られるかな?と思ったけれど、「年齢は関係ないよ」とおっしゃってくださいました。

一番最初は、トレーニングではなくバッチフラワーレメデイのカウンセリングにマークと一緒に出かけて行きました。
実は、このときのマークは近年まれに見るほどの悪っぷりで、私は本当に困ってしまいました。
マークの敏感なセンサーは吠える毎に感度を上げていき、もうどうしようもないと私はお手上げ状態でした。
カウンセリング中も、会話ができないくらい、ずーーーっと吠えていましたっけ。
そんなマークの声が響き渡る中、なんとか今までの様子をお話し、レメディを調合してもらいました。

マークのあまりの悪っぷりにブルーになった私に、先生は「時間はかかると思うけど、きっと治ると思うよ」とおっしゃってくださいました。
その言葉に希望をもらい、お世話になることなりました。

まずは、首輪を細いチョークカラーに変えてみてみるところからスタート。
このときも、実際に試着してマークの様子を見ながら、マークに一番合うタイプのものを選んでくれました。

当面の目標は、先生とスタッフの方達に慣れること。
何回か通ううちに、だんだんと慣れていっているようではありました。
しかし、吠えるということに変わりはなく、どれくらいの時間をかけたら治るのか?と考えてしまいました。
ただ、8年間こういう風なんだったわけだし、すぐに治るわけがないということも理解していました。
習慣になってしまったことを飼い主がトレーニングしなおすことの難しさはよくわかっていたので、のんびり楽しんでトレーニングすればいいかと考え直したのです。

そんなある日のレッスンの時、先生からトレーニングディスクの使用を提案されました。
私は何の迷いもなく二つ返事でOKしました。
道具を使ったトレーニングは、その子に合えばとても早く問題を解決することができるということを知っていましたから。
坂倉先生なら、もしマークに合わないものであれば無理にそれを使うことはしないだろうと思っていたし、もしディスクがマークにぴったり合って問題が解決できれば儲けモノ!と思いました。

マークがもっと若い時なら、のんびり時間をかけてもいいと思ったかもしれないけれど、もう8歳です。
少しでも多くの楽しい時間を過ごさせてあげたいと常々思っていたので、どっちに転ぶか分からないけれど、とりあえずチャンレジしようと思ったのです。

結果、ディスクはマークにぴったり合ったようです。
ディスクを使い出してから、犬が変わってしまったかのようで、びっくりすることがたくさんありました。
人の動作に反応していちいち吠えていたのが、吠えるのをガマンするようになりました。
他の犬との距離が近くなっても吠えるのをガマンできるようになりました。
「吠えたらイケナイ」ということが、はっきりと理解できたようです。
プラス、ディスクがいやでがまんしているという状態だったのだと思います。
最初はそんな”がまんしている”という状態でしたが、、少しずつ「人ってそんなにいやなものじゃない」、「他の犬も怖いだけの存在じゃない」ということが分かってきているようです。

まだまだ課題はいろいろありますが、これからは、今までできなかったような楽しい経験をいろいろさせてあげることができるかもしれません。
普通の子が普通に感じられる幸せを、マークにも与えてあげることができるかもしれないということが、私はとてもうれしくて仕方がありません。

坂倉先生やスタッフのみなさんには本当にお世話になりました。
どうもありがとうございました。
そして、これからもどうぞよろしくお願いします(^-^)